最初の23ページまでで、買って良かったと思いました。不思議研究所を始めるにあたっての「罪悪感」の話がとてもリアルで、本を置いて考え込んでしまいました。自分は下位の問いに生きているわけではないですが、これ無しで下位の問いに生きる話であれば、自分にはあっさり『関係ない』と云ってしまいそうです。もりけんさんはその難しいところを超えて行くところが本当にすごいと思います。それは、後に出てくる生まれ変わりの村での調査にも現れていて、いわゆる<科学的>対応の仕方をしないところです。もしそうしたなら、大事なものがこぼれ落ちてしまうのではないかと感じました。でも、そうしないことで大変な道を選ばれているとも思います。(実際、もりけんさんはとてもサイエンティフィックな方だと思っています)本はまだ、半ばまでですが、エッセンスがいっぱいで超お買い得です。
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