今回は途中で何度も止まりながら読みました。吃驚しすぎて笑ってしまったり、とても悲しく切なくなったり、森田さんの科学的視点に唸ったり、それから生まれ変わりの村の人たちの懐のなにか静かで暖かな感じをとても感じていました。一人で静かには読めなくて、時折、家の人に本を読んだりしました。そして読後になぜか、ふつふつと力がわいてきて、いったいどうしてかを ずっと考えていました。 読み終わって数日たって思い出したのは…森田さんが第一巻で最初にした質問でした。人生のパノラマ…このパノラマという言葉が第三巻の最後の最後でで前世記憶者の方から飛び出します。それはさまざまな証言とあいまって、未曾有の生まれ変わりの情報の象徴というか…なにか深いところで自分に届いたんじゃないかと思います。いま表紙の「輪廻したいですか?輪廻を終えたいですか?」「死についての怖れがなくなりました(前世記憶者の証言)」というのをとても深く感じています。シリーズを通して最後まで読んでほしい本です。
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