超長い記事なので、きょう一部をアップ(笑)。レスは何でもコーナーに。 つまり、花山法皇が四の君のもとに通っていたことで、一番得をしたのは道長だったのである。彼の女好きが、道長が栄華を極めるきっかけとなったともいえる。 ややこしいので、系図をつくってみた。F4(藤原4)と呼ばれるイケメンたちと道長との関係性もスッキリわかるようにしてみた。 (クリックすると画像が大きくなる)
大河ドラマファンからは、道長・行成・公任・斉信の4人でF4(藤原4)と呼ばれ人気を集めている。実際にはその後道長だけどんどん出世して大臣となり、残り3人に源俊賢を足して「一条帝の四納言」と呼ばれた 誰が敵で誰が味方か?親戚でも裏切り密告が当たり前の時代 道長の兄・道隆は見た目もよく、人望も厚かったといわれる。それなのになんでその息子たち(伊周と隆家)はこんなにアホなのか?彼らは血の気が多く、許されて京に戻ったのちも、道長暗殺を企てたり、彰子とその親王を呪詛したりといろいろやらかしては露見する、を繰り返した。 なぜ、企てはバレるのか? 11日の放送でも、道長にF4の一人、行成が「花山天皇の後見である藤原義懐(よしちか)が、公任や斉信らを集めて『天皇一派』を作ろうとしている」と耳打ちしていた。このように「自分の出世」のために密告する者は少なくなかったのである。 行成は道長にとって従兄の子で、花山天皇にとっては従弟。本来なら天皇側の人間である。そのような人物にも天皇は見放されていたのだ。漢詩の会で最初に読み上げられた行成の書。彼はものすごく字がうまく、三蹟の一人に数えられる。 花山天皇に溺愛される妹(よし子)の見舞いにかこつけて、自身の立身出世を願う斉信(ただのぶ・はんにゃ金田・演)は道長にとって従弟。清少納言(ファーストサマー・ウイカ・演)に一目ぼれされたようだが、彼の方もまんざらでもなさそうである。今後の展開が楽しみだ。 イケメンぶりが冴えわたる公任(きんとう・町田啓太・演)は、道長にとっては、はとこにあたり、同じ年である。姉の遵子は円融天皇の中宮。真面目でやや不器用な実資(さねすけ・ロバート秋山・演)と公任は従兄弟同士。
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