パラパラとめくって読んでいたら夢中になりました。道教や仙人修行、酒と女と寝るで仙人になった呂洞賓や当時145歳の老人の話等々何度読んでも面白いです。
仙人修行にある不老不死の世界に一歩近づけるという「還童功」や長生きの秘訣は子供に戻ることといった145歳の老人・・。生まれ変わりの村の本が生み出されようとしている今あらためて読んでみて努力や成長のあるところには不老不死はないのかも知れないと思いました。
空間ではなくこの時間の中に瞬間存在してるのが「私」でありもともとエゴはない、未来に目標を持ったら欲望の世界に入ったら現在を生きられず時空全体もあなたの中に入れない・・というのは何とも唸りました。
「理想の生き方」が精神の死につながる薬であるということ、山頂に真理はない、客観的な山頂はその人にとっての山頂ではない、理想の生き方をするためにハンドルを無理やり切ると車は壊れてしまう等々・・本当にひとつひとつが体に染み込んできました。
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